STEP2:デジタル一眼レフカメラの基礎 > 被写界深度について

カメラ撮影、そしてピントを語る上で重要な事項のひとつに被写界深度があります。被写界深度とは、撮影の際にピントがあっているように見える範囲のことを指し、ピントが合っている範囲が広い状態を『被写界深度が深い』、ピントが合っている範囲が狭い状態を『被写界深度が浅い』と表現します。

被写界深度が深い

被写界深度が浅い

被写界深度を調節するためには、撮影の際に絞り値(F値)を変えるテクニックが有効です。 カメラ設定にて絞り値を小さくすることに比例して被写界深度の幅は狭くなり、ボケ味の効いた撮影になります。 逆に絞りを絞る(F値を大きくする)ほど被写界深度は深くなり、より広域までピントの合った撮影になります。 よりピントの合った撮影を行うには絞り値(F値)を大きくして撮影することが必要になりますが、その分シャッタースピードが遅くなり、ピンボケに繋がる危険もあります。 その際にはストロボを炊く、または感度(ISO値)を上げるなどの対策が必要になります。 また晴天の野外など光量の多い場所では、F値を絞ることで光が入りすぎてしまい、ハイキーな撮影になったり、白トビを起こしてしまう危険もありますので、その際にも注意が必要です。
 
 


 

 

 
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