STEP3:デジタル撮影の基礎 > 露出について

一般にデジタル信号の画像は、ハイライトに弱いということを覚えておく必要があります。 ハイライトとは画像の光が強く当たっている白色系の部分を指すのですが、デジタル信号の白色系は他の色に変換することが困難であり、また完全に白とびした部分はデータが変換されません。 またハイライト部分が多く、同時に画面全体に光が回った陰影の少ない表現をハイキーといいます。撮影の意図としてハイキーな写真を撮る場合は別として、一般的に撮影状況にてハイキー撮影になる場合は注意が必要です。

元画像
カラーバランスのレタッチ 
(※白とび部はデジタル変換されない)


逆にデジタル信号はシャドーは強い傾向があり、フィルム撮影では黒くつぶれてしまうような状況でも、デジタル信号ではデータが識別されることがあります。 これらデジタル特有の性質を理解し、撮影の際にはあらかめじめ露出値を -0.3~-0.5ほどマイナス補正をかけて撮影しておき、後ほどフォトレタッチにて画像を補正するというテクニックも有効になります。
 
 


 

 

 
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